生レポート!教育学部
大学教授の声
vol.3 2008年1月21日掲載
山梨大学教育人間科学部
ソフトサイエンス講座
平田 徹 教授
自分をみつめて
日々、友人と楽しく語らう中で、様々な経験を積み重ねながら、大人への憧れ、不安を抱き、思い悩みながら、成長していくのが、中学生、高校生時代であったように思います。思い悩んでいるのは君だけではないということ、この心の葛藤が君自身を大人へと成長させて行くのです。己の将来、生き方については、今は漠然としたものかもしれませんが、いずれかの日には決めることになるでしょう。今後いろいろなことがあるかもしれませんが、自分の生き方を決めるのは、結局、自分自身です。後で、後悔しないような人生を送るには、自分の人生をしっかりと自分で考え、これという生き方を探り、見出せないようならばあきらめることなく探り続けることが大切です。それには、学校の勉強はもとより、様々なジャンルの本を読むこと、価値観の異なる様々な人と語り合うことが大事なことです。
小学校や中学校の先生になるには、教員養成系の大学、教育学部がふさわしい所でしょう。ここでの特色は、基本的にすべての教科の先生がそろっており、広く学習できることがあげられます。教育とは人を教え育むことですから、児童、生徒との関わりを十分持てないような人は不向きです。また、正直でなかったり、不誠実であったり、不公平であったり、ルーズであったり、心が暖かくなかったり、視野が狭かったりする人も不向きです。大学では、教育の基礎と指導法を学び、教科の専門性を身に付けながら、教育実習生として教壇に立つことになり、4年次には専門性をそれぞれの分野でさらに深めるために卒業研究を行なうことになります。大学では、同じく、勉学をすること、様々な分野の本を読むこと、価値観の異なる様々な人と語り合うこと、またクラブ活動や旅をしてみることも大事なことです。
これまでに小学校、中学校、高等学校などで生物関係の授業や野外観察実習を行なう機会があり、その度ごとに感じ入るものがありました。その中で今でも忘れ難いのは、ある野外観察実習で向けられてきた、小学生たちの好奇心に富んだ、澄みきったいくつもの目の輝きでした。かけがえのない児童、生徒たちとの触れ合い、先生になることを希望する方は、教育学部を目指して下さい。
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- vol.7 音楽の贈りもの(2009.2.6)
- vol.6 先生になりたい君たちへ(2008.10.31)
- vol.5 「子どもの学び」を支える−“きっかけ”と“やりがい”(2008.9.24)
- vol.4 「教育」という仕事(東京学芸大学 橋本美保 准教授)(2008.2.21)
- vol.3 自分をみつめて(山梨大学 平田 徹 教授)(2008.1.21)
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- vol.1 教師をめざす学生たちの学びの旅(東京学芸大学 成田喜一郎 教授)(2007.10.10)
